最近ニュースで話題になっているPFAS(ピーファス)。一部の水源で、規定量を超えるPFASが検出されたことで、耳にする機会が増えました。
「PFASっていったい何?」
「水道水は飲んでも大丈夫?」
と、心配になってしまう人も多いですよね。
この記事ではPFASとはどんなものなのか、家庭ではどんな対策ができるのかをわかりやすく解説します。
PFASに関する最新ニュース
2024/12/24
PFAS“水質検査と基準超の場合の改善”義務化へ 環境省
引用:NHK WEB
2024/11/29
水道水のPFAS濃度 過去4年間に14か所で目標値超える 国が調査
引用:NHK WEB
PFASとは?
PFAS(ピーファス)とは、人工的に作られた「有機フッ素化合物」の総称。その種類はさまざまあり、1万以上にもおよびます。
PFASのうち代表的なのがPFOS(ピーフォス)、PFOA(ピーフォア)の2種類。
水や油をはじき、熱や化学物質にも強いという特性があるため、様々な製品に利用されてきました。
一方で分解されにくい性質を持っており、自然環境中に蓄積していくことがわかっています。この特徴から「永遠の化学物質」とも呼ばれています。
PFOS、PFOAは健康への影響が指摘されており、「特定PFAS」として現在では日本を含む多くの国で製造や輸入が禁止されています。
PFASは何に使われている?
PFASはその優れた撥水性、撥油性、耐熱性から、様々な製品に利用されてきました。
下記がその一例です。
- 調理器具(フライパン、鍋)のコーティング
- 食品包装材(ハンバーガーの包み紙、ピザの箱)
- 衣類、カーペットの撥水・撥油加工
- 泡消火剤
- 半導体製造
- メッキ加工
日本では2010年にPFASの使用が規制され、現在は代替物質に置き換えられています。
PFASの人体への影響は?
分解されずに蓄積しやすいという特徴のあるPFASですが、具体的に健康への影響はあるのでしょうか。
世界中で進められている研究によると、免疫系、血清中コレステロール、肝臓、生殖、発がんなどとの関係が指摘されていますが、影響を及ぼす量や濃度など、具体的なデータは明らかになっていないのが現状です。
水道水は安全?日本のPFAS汚染状況と規制対策
PFASは2000年頃からアメリカの研究で有害性が明らかになりはじめ、日本でも調査が行われるようになりました。
その結果、沖縄や東京・多摩地区などの地域で水の汚染が起きていることが分かっています。
PFAS汚染の原因
PFASが水道水に含まれる原因としては、主に工場の排水や、自衛隊基地や米軍基地の泡消火剤による土壌汚染が考えられています。
汚染された土壌からPFASが地下水や川・湖に移り、そこから私たちが使う水道水に混入する場合も。
その結果、知らず知らずのうちに、PFASを含む水を口にしてしまうリスクがあります。
日本でのPFAS対策
これを受け、日本政府はPFAS対策に乗り出しており、環境基準の設定や排出規制の強化、定期的な調査などが進められるようになりました。
厚生労働省は、2020年にPFOSとPFOAの合算値で50ng/L以下とする暫定目標値を定め、この基準値を下回るように全国の水道事業者等に働きかけています。
ただし各自治体の調査が任意であることなど、課題はまだ残っているのが現状。お住まいの地域の汚染状況はPFAS汚染マップや、各自治体・水道局の公式サイトなどで確認してみましょう。
家庭でできるPFAS対策は?
明確な健康被害への因果関係は明らかになっていないものの、PFASのリスクは0ではありません。各家庭でも対策をしておくのが安心です。
以下に、家庭でできるPFAS汚染の対策をまとめました。
浄水器を使う
水道水には浄水器を使用することで、PFASを除去、または低減できます。
ただし浄水器は価格や機種によって浄水能力に差があるため、どれを使っても良いというわけではありません。PFAS除去に対応しているかどうかの確認が必要です。
飯塚さん
各メーカーでは商品にわかりやすくPFAS対応の表記をしているので、すぐに見つけられるはず!わからない場合は問い合わせてみましょう。
また、浄水器には下記のような種類がありますので、各家庭にあったタイプを選びましょう。
- 蛇口直結型
- ポット型
- 蛇口一体型
- 据え置き型
- ビルトイン浄水器型
浄水型ウォーターサーバーを使う
浄水器同様、水道水を浄水して使うのが浄水型ウォーターサーバー。水道水のろ過機能に加え、温水・冷水が好きな時に使えるというメリットがあります。
各メーカーPFASも除去できる専用カートリッジを搭載しており、安心して利用できます。
定期的に送られてくるフィルター代込みで月々2,000円台からと、リーズナブルに使えるのもポイント。
特殊なフィルターで不純物をろ過したRO水、天然水を扱う宅配水タイプも水質管理がしっかりしているため、安心して使えるでしょう。
飯塚さん
浄水型ウォーターサーバーは、ほとんどのメーカーでPFASに対応したフィルターを採用。宅配型も定期的に水質検査を実施していますので、安心して使えますよ。
▼おすすめのPFAS対応ウォーターサーバーはこちら
Locca(ロッカ)
水の種類 | 水道水(浄水型) |
---|---|
月額費用(税込) | 2,580円~+水道代 ※littaの場合 ※各サーバーによって異なる |
電気代 | 約469円~ |
フィルターの種類 | 活性炭 |
フィルター料金(税込) | 0円 |
フィルター交換期間 | 6~8カ月に1回 |
契約年数 | 5年 |
サーバーの種類 | 3種類 |
Loccaだからこそのメリット
- 業界トップクラスのスリムさのlittaと床置きタイプのSlim-R、白湯を含む5段階の温度設定が可能なLoccaSmartの3種類から選べる
- littaは500mlペットボトル1,600本分ろ過ができる!
- 業界トップクラスの浄水力!高性能フィルターでPFASを含む29種類の不純物を除去
- 浄水型ウォーターサーバーのなかで料金が安め
- 初期費用&初月利用料が無料!
- お支払い方法に口座振替が選択可能
Loccaのデメリット
- 契約期間が長い
Loccaの3つのオススメポイント
1.littaは500mlペットボトル1,200本分のろ過ができる!
Loccaのlittaで使われている浄水カートリッジはろ過能力が高いのが魅力。
カートリッジ1本で最大800Lもろ過できます。カートリッジ交換頻度は8カ月に1回なので、1日3.3L以上使えます。ご家族での利用や料理にもふんだんに使えますね。
2.サーバー内をUV殺菌してくれるクリーン機能付き
ウォーターサーバー内部は、外気の侵入による衛生面の低下が心配です。Loccaには、UV殺菌機能が付いており、冷水タンクを殺菌してくれます。
安心して長く利用したい人には嬉しいポイントですね。
3.浄水型ウォーターサーバーのなかで料金が安め
Loccaの月額費用は2,580円(littaの場合)。浄水型ウォーターサーバーは3,300円(税込)が多いので、少し安くなっています。
電気代を削減できる省エネ機能もついているので、なるべく安くウォーターサーバーを使いたい人におすすめです。
Locca(ロッカ)利用者の口コミ・評判
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市販のミネラルウォーターを買う
市販のミネラルウォーターを購入するのも一つの手です。
多くのミネラルウォーターは、厳密に管理された水源から採取されているため、PFAS汚染のリスクが比較的低いと考えられるでしょう。
また、製造過程で高度なろ過技術・加熱殺菌などの処理がされていることも安心につながるポイントです。
飯塚さん
ただし、過去には神戸で製造されたミネラルウォーターで、基準値を上回るPFASが検出されたという事例も。ミネラルウォーターに対してPFASの検査は義務付けられていないため、企業によって安全性に差があるのが事実です。各企業のPFASに対する取り組みなどを確認してから購入することをお勧めします。
まとめ
PFASはフライパンの焦げ付き防止などに使われる便利なものですが、環境や人体への影響が懸念されている物質です。
国や自治体は対策を進めていますが、まだ課題が残っているのが現状。私たち自身も浄水器やウォーターサーバーを使うことで、PFASを体に入れない対策が可能です。
家庭でできる対策で、安全に水道水を利用しましょう。
参考文献