現在、どの電力会社も地域の大手電力会社の送配電網から電気が送られているため、乗り換えたからといって電気の質が変わることはありません。ただし、ライフスタイルに合った電気料金プランを提供する電力会社に乗り換えることで、電気代を大幅に節約できる可能性があります。

この記事では、2024年11月現在におけるおすすめの電力会社をご紹介します。ほかにも、電力会社の選び方や乗り換えの流れについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

今月のおすすめ電力会社ピックアップ

※全て税込価格
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない
※電気使用量は環境省の「家庭におけるエネルギー使用状況」を参照
※Looopでんきは30分ごとの料金単価15円で算出

地域の電力会社と新電力会社はどちらがよい？

結論、現在よりも電気料金を安くしたいなら、新電力会社がおすすめです。

電力会社は、大手電力会社（旧一般電気事業者）と新電力会社（小売電気事業者）の2種類にわけられます。

大手電力会社とは、大規模なインフラ設備を持っている電力会社のことです。北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力の10社あります。

一方で新電力会社とは、2016年4月から全面的に電力の自由化となったことで参入した電力会社です。

大規模なインフラを持たず、大手電力会社の送配電網から電力を借りて提供しているため、電気の質は変わらず、料金を安くすることが可能なのです。

電力の自由化とは

電力の自由化とは、電気の小売業への参入が自由化されて、家庭・商店を含む全ての消費者が電力会社・電気料金プランを自由に選択できるようになることです。電力の自由化前までは、各地域の大手電力会社が電気を供給して、法律で定められた方法で電気料金が決定していました。

電力が自由化されたことで、電気小売事業の競争化が始まりました。これにより、企業が提供する電気料金プラン・サービスが多様化されているのが特徴です。電力会社ごとに独自のセット割引やポイントサービスをはじめとした、さまざまなサービスが展開されています。

新電力会社のメリット・デメリット

電力の自由化に伴って登場した新電力会社ですが、メリット・デメリットが気になる方もいるのではないでしょうか。以下の表は、新電力会社のメリット・デメリットをまとめたものです。

新電力会社が設定する電気料金単価は、電気料金プランや企業ごとに異なります。ライフスタイルに合った電気料金を選ぶことで、現状の電気代よりも安くできる可能性があるでしょう。

FPに聞いた！電気料金見直しで家計に与える影響

新電力会社のおすすめ15選！電気料金やサービスを徹底比較

現在、おすすめの電力会社（新電力会社）は以下の15社です。

人数別に各電力会社の料金を比較しました。

※全て税込価格
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない
※電気使用量は環境省の「家庭におけるエネルギー使用状況」を参照
※東京電力エリア（大阪ガスの電気に関しては関西エリア）の電気料金
※プランは人数に応じて最適と判断したものを選択し、30Aの場合の料金
※Looopでんきは30分ごとの料金単価を15円で算出

ここからは、それぞれの電力会社の特徴や提供している電気料金プランについて詳しく解説します。

電力会社を選ぶ4つのポイント

自分に適した電力会社を選ぶポイントは、以下の4つです。

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1. ライフスタイルを軸に電気料金プランを選ぶ

料金プランを選ぶときには、自分のライフスタイルを軸に考えることが大切です。ライフスタイルに合っていない電気料金プランを選んだ場合、電気代が割高になる場合があります。

たとえば、電気使用量が多くなるほど割安になるファミリー向けの電気料金プランの場合、電気使用量が少ない段階では割高になる料金設定の可能性があります。

そのプランを一人暮らしなどの電気使用量が少ない方が契約すると、恩恵を受けられないというわけです。

料金プランには、時間帯で電気料金単価が異なるものもあります。昼間に電気料金単価が割高、夜間に電気料金単価が割安のプランであれば、日中を留守にして夜に電気を多く使う方におすすめです。

同じ電力会社でも複数の電気料金プランを提供していることが多いため、電気を多く使う時間帯・毎月の電気使用量などを目安に料金プランを選んでみましょう。

2. 複数の電気料金プランを比較・検討する

電力会社を決めるときには、複数の電気料金プランを比較・検討することが大切です。

電力会社によって提供している電気料金プランや特典・サービスなどは異なります。電気料金単価に大きな違いが見られない場合でも、付与されるポイントの種類や還元率、独自の割引サービスなどで違いがあるのが特徴です。

解約金の有無や供給エリアなども電力会社によって異なるため、まずは契約先の候補をいくつか挙げてみましょう。その後、電気料金プランやサービスの内容などを複数比較・検討した上で電力会社を決めて、申し込みに進んでみてください。

3. 電力会社の口コミ・実績を確認する

「電力会社を乗り換えるのが不安」「電気の供給がストップしたらどうしよう…」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

結論から申し上げると、電気がいきなりストップすることはありません。基本的に電力ネットワーク全体で電気を安定して供給できる仕組みであるためです。

ただし、新電力会社には早期撤退・倒産のリスクは伴います。契約中に倒産したとしても電気自体は届きますが、電力会社を選び直す手間がかかります。実際の口コミや企業の実績などを確認し、失敗のリスクを減らすことが大切です。

4. 電力会社の供給エリアを確認する

電力会社を選ぶときには、供給エリアが自宅に対応しているかのチェックも大切です。供給エリア外だと、どれだけ魅力的な料金プランを見つけたとしても契約できません。

この記事で紹介した電力会社の供給エリアをまとめたので、参考にしてください。

【地域別】おすすめの電力会社を紹介！大手電力会社と徹底比較

ここでは地域別におすすめの電力会社を紹介します。大手電力会社との電気料金の比較表を参考に、お得に使える電力会社を選んでください。

北海道電力エリアでおすすめの電力会社

北海道電力エリアに電気を供給している電力会社の中でおすすめのものを紹介します。

一人暮らし・二人暮らし・ファミリー向けの電気料金を、新電力と北海道電力で比較しておりますので、電力会社選びの参考にしてください。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、一人暮らし・二人暮らしの場合はオクトパスエナジー、3・4人以上の場合はしろくま電力・Looopでんきがおすすめです。

東北電力エリアでおすすめの電力会社

東北電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

東北電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、世帯人数に関係なくLooopでんき・しろくま電力のどちらかがおすすめです。

北陸電力エリアでおすすめの新電力会社

北陸電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

北陸電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、世帯人数に関係なくLooopでんき・しろくま電力のどちらかがおすすめです。

東京電力エリアでおすすめの新電力会社

東京電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

東京電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、一人暮らし二人暮らしでは東京ガスのでんきがおすすめです。

電源料金にもよりますが、Looopでんきでも電気代を安くできる可能性があるため、ぜひ検討してみてください。

中部電力エリアでおすすめの新電力会社

中部電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

中部電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、一人暮らしの場合はLooopでんき、二人暮らし以上であればLooopでんき・しろくま電力のどちらかがおすすめです。

関西電力エリアでおすすめの新電力会社

関西電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

関西電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、一人暮らし・二人暮らしであればLooopでんき・TERASELでんき、3・4人以上であればLooopでんき・大阪ガスのでんきがおすすめです。

中国電力エリアでおすすめの新電力会社

中国電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

中国電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、世帯人数に関係なくLooopでんき・しろくま電力のどちらかがおすすめです。

四国電力エリアでおすすめの新電力会社

四国電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

四国電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、世帯人数に関係なくLooopでんき・しろくま電力のいずれかがおすすめです。

九州電力エリアでおすすめの新電力会社

九州電力エリアでは、以下の都道府県が該当します。

九州電力と新電力会社の電気料金を比較した表は、以下の通りです。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、一人暮らしの場合はidemitsuでんき・Looopでんき、二人暮らし以上であればLooopでんき・しろくま電力のどちらかがおすすめです。

沖縄電力エリアでおすすめの新電力会社

沖縄電力エリアに電気を供給している電力会社の中でおすすめのものを紹介します。一人暮らし・二人暮らし・ファミリー向けの電気料金を、新電力と沖縄電力で比較しておりますので、電力会社選びの参考にしてください。

※全て税込価格
※30Aで月間243kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※30Aで月間360kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

※全て税込価格
※50Aで月間476kwh使用したときの料金。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

料金で比較すると、世帯人数に関係なくLooopでんきがおすすめです。

電力会社を乗り換える流れ

電力会社を乗り換える流れは、主に以下の通りです。

それぞれの内容について詳しく解説します。

1.電力会社の乗り換え時に必要な情報をそろえる

電力会社の乗り換え手続きをするときには、以下の情報が必要です。

供給地点特定番号とは、電気の供給場所を特定するための22桁の番号のことで、検針票に記載されています。検針票がない場合でも、電力会社の公式サイト（ウェブサイトにて検針結果が通知される場合）、ダイレクトメール、領収書（検針が行われない場合）にて確認できます。

また、本人確認書類は、運転免許証や健康保険証など契約者の名義・住所を証明できるものとなります。必要な情報は余裕を持ってそろえておきましょう。

2. 乗り換え先の電力会社・電気料金プランを決める

必要な情報をそろえたら、乗り換え先の電力会社・電気料金プランを決めましょう。

電気料金プランを決めるときには、先ほどご紹介したように自分のライフスタイルを軸に、候補となるプランをいくつかあげておきましょう。その後、電力会社が提供している割引・特典サービスなどを基準に、契約する電力会社を決めてみてください。

また、電力会社の口コミ・実績などを確認しておくことも大切です。倒産などによって再度電力会社を選び直すのは手間がかかるため、事前にチェックしておくとよいでしょう。

3. 乗り換え先の電力会社に申し込む

電力会社・電気料金プランを決めたら、各社のサービス窓口・電話・ホームページ等から切り替えの申し込みをしてください。現在契約している地域の電力会社への解約手続きは、消費者の同意に基づいて、乗り換え先の電力会社に代行してもらうことも可能です。

この記事でご紹介した電力会社の申し込みページについては、以下の表の通りです。

4. 乗り換え先の電力会社との契約が開始する

申し込みが完了したら、電力会社との契約が開始します。電力会社の乗り換えまでにかかる日数などは、契約先の会社によって異なります。

また、乗り換えにかかる期間の目安は、以下の通りです。

スマートメーターの交換工事を含め、電力会社の乗り換えにどのくらいの期間がかかるのか気になる方は、前もって電力会社に確認しておきましょう。

電力会社を乗り換えた方へアンケートを実施！

電力会社を乗り換えて、新電力を利用している方にアンケートを実施しました。

実際に電気料金は安くなったのか、満足度などを調査したので参考にしてください。

電力会社を乗り換えたきっかけを教えてください。

70%の方が、電気代を安くしたかったからと回答しました。

EIA(米国エネルギー省エネルギー情報局)によると、燃料価格は2050年まで値上がりが続くと予測されています。

少しでも安い電力会社への乗り換えを検討したいですね。

電力会社を乗り換えて、月々の電気代はどのくらい安くなりましたか？

約40%の方が、月々1,000円~2,000円程度安くなったと回答しました。

年間だと12,000円~2,4000円の節約になります。

電力会社の乗り換えは簡単にできるので、本記事を参考に乗り換えてみましょう。

電力会社を乗り換えて満足していますか？

80%の方が満足していると回答しました。 理由としては「電気代が安くなった」「キャンペーンでポイントが貰える」などの声がありました。

一方で「電気代がむしろ高くなった」という声もありました。 電力会社によって料金プランは様々なので、自分にあったプランを選ぶようにしましょう。

新電力会社の口コミ・評判

新電力会社について、口コミ・評判を集めました。

満足している点、していない点に分けて紹介するので、電力会社の乗り換えを検討している方は参考にしてください。

利用している電力会社と、満足している点を教えてください

利用している電力会社と、満足していない点を教えてください

料金未納で電気が止まったときでも、電力会社の乗り換えはできる？

毎月の電気料金を支払い忘れたことで、電力会社から強制解約された場合、どう電力会社を乗り換えたらよいかわからない方もいるのではないでしょうか。

電力会社を強制解約されたら、まずは料金を支払い忘れている電力会社に連絡して、支払いする旨を伝えましょう。支払い日時などを聞かれることもあるため、計画を事前に立てておいてください。

未納分の電気料金を支払うことで再契約できる場合もありますが、新たな電力会社と契約することも可能です。お住まいの地域で契約できる電力会社の中から自分に合ったものを選んでみましょう。

電力会社の乗り換えに関するよくある質問

ここでは、電力会社に関するよくある質問についてまとめました。

電力会社を乗り換えるときに工事は必要？初期費用はかかる？

電力会社を乗り換えるときには、既存の送配電網を利用するため新規で電線を引く工事などは必要ありません。ただし、スマートメーターが設置されていないご家庭であれば交換工事が必要です。

初期費用に関してもかからない電力会社は多い傾向です。気になる方は、事前に電力会社に確認してください。

新電力って怪しくない？

新しく登場した電力会社だからといって怪しいことはありません。すでにある送配電網を使用するため、新電力会社に切り替えても電気の質は変わりません。

ただし、新電力会社と契約する場合、早期撤退・倒産のリスクは伴います。倒産時は電力会社側から通知が来るため、急に電気が使えなくなることはないものの、新規で電力会社を選び直す手間がかかります。

事前に電力会社の口コミや評判、実績などを確認しておくとよいでしょう。

スマートメーターの設置は必要？

ご家庭にスマートメーターが設置されていない場合、工事が必要です。スマートメーター（記録型計量器）とは、遠隔機能を有した電力量計のことです。検針業務の自動化や毎月の電気使用状況の見える化を可能にしています。

参照：経済産業省 資源エネルギー庁｜スマートメーターで変わる使用量の確認方法

スマートメーターを交換するときには、乗り換え先の電力会社に申し込み後、現在契約中の地域の電力会社から工事予定日の連絡が入ります。スマートメーターの交換工事では、原則費用はかかりません。工事には15分程度の停電を伴う可能性があります。

賃貸住宅やマンションでも電力会社の乗り換えはできる？

賃貸住宅・マンションでお住まいの方でも電力会社の乗り換えは可能です。ただし、状況に応じて他者に確認が必要となります。

たとえば、賃貸住宅であれば電気の契約名義が本人の場合は問題なく電力会社を乗り換えられます。他人名義での契約であれば、名義の方に確認が必要です。

マンションに関しても、管理組合などを通じてマンション全体で電気契約している場合、契約やマンション内の規約などで制限される可能性があります。この場合、管理組合に確認した上で乗り換えを判断しましょう。

電力会社が倒産したらどうすればよい？

電力会社が倒産・早期撤退する場合、無契約状態になるまでの日数・日程についての通知が電力会社側から届きます。通知が届き次第、期日までに新規で電力会社を契約しておくことで、電気の供給をこれまで通り受けられます。

期日までに電力会社との契約が間に合わなかった場合でも、すぐに電気の供給が止まるわけではありません。ただし、長期間無契約状態が続くことで電気の供給がストップする恐れがあるため、早めに乗り換え先の電力会社を見つけておきましょう。

まとめ

2024年11月現在でおすすめの電力会社について解説しました。おすすめの新電力会社は、以下の15社です。

電力会社名をクリックすると詳細に移動します。

電力会社を選ぶときには、供給エリアや特典、割引やポイントサービスなどを確認することが大切です。ほかにも、企業の実績や実際の口コミなどを確認して失敗するリスクを減らしてみましょう。

ここまで見てきた内容を参考に、自分に合った電気料金プランを見つけて電気代をお得にしてみてください。