近年、闇バイトでの押し込み強盗事件など、ニュースで耳にする機会が多いですよね。 警視庁の犯罪統計資料（令和6年1～10月）からも、年々重要犯罪の件数が増加していることがわかります。

そこでこの記事では、SECOM（セコム）やALSOK（アルソック）などのホームセキュリティ、防犯カメラなどの防犯グッズ、戸締りなどの自主防犯行動まで、防犯対策を徹底解説します。

結論、防犯対策にはホームセキュリティが最もおすすめなので、サービス内容や料金などを比較して、導入を検討してみてください。

防犯対策（強盗対策）の重要性

冒頭でも触れましたが、近年強盗含めた重要犯罪の件数が増加しています。 中でも「闇バイト」で実行犯を募り実行する事件は、ニュース等でよく耳にします。

「自分の家は大丈夫」という考えはもたず、日頃から防犯対策を心がけることが重要です。

防犯対策をしている人の割合

一般社団法人あんしん解体業者認定協会が実施した、489人に対するアンケートでは、戸建て住宅で防犯対策をしている人の割合は半数以下という結果に。

防犯意識の高まりはあるものの、実際に対策している人はまだまだ少ないと言えます。

※参照：一般社団法人あんしん解体業者認定協会 PRTIMES

主な防犯対策の種類と効果

防犯対策はホームセキュリティがおすすめ

防犯習慣や防犯グッズといった基本的な対策に加え、より高度なセキュリティ対策としてホームセキュリティの導入がおすすめです。

ホームセキュリティは、24時間365日の監視体制や緊急通報システムなど、多様な機能によって包括的な防犯対策を実現します。 ここでは、ホームセキュリティがおすすめの理由を詳しく解説します。

迅速な緊急対応で被害を最小限に

ホームセキュリティ最大のメリットは、異常発生時の迅速な対応です。 窓やドアの不正開放などをセンサーが感知すると、警備会社の中央管制センターに自動通報され、訓練を受けたガードマンが現場に急行します。

また、火災やガス漏れなどの緊急事態にも対応しており、住宅全体の安全を守ります。 警察や消防への通報も迅速におこなわれるため、被害を最小限に抑えることができます。

24時間365日の監視体制で安心を提供

ホームセキュリティは、24時間365日体制で住宅を監視しています。 不在時だけでなく、在宅時にも安心感を提供します。 特に、一人暮らしの方や高齢者のいる家庭では、大きな安心感につながります。

また、玄関にホームセキュリティのステッカーがあることで、侵入者を威嚇する効果も高く、犯罪の抑止力として機能します。

費用対効果の高い防犯対策

ホームセキュリティの導入費用は、一見高額に思えるかもしれません。 しかし、被害に遭った際の金銭的・精神的損失を考えると、費用対効果の高い防犯対策と言えるでしょう。

また、ホームセキュリティ導入によって火災保険などの保険料が割引になる場合もあり、総合的なコストメリットも考慮すべき点です。

様々なプランでニーズに合わせた選択が可能

ホームセキュリティは、住宅の規模や家族構成、予算に合わせて最適なプランを選択できます。

シンプルな防犯機能のみのプランから、充実したサービスを含むプランまで幅広く用意されているため、ニーズに合わせた選択が可能です。

ホームセキュリティの比較ポイント

ホームセキュリティを選ぶ際は、実績、サービス内容、料金プラン、対応エリアを比較しましょう。 表にまとめたので参考にしてみてください。

ホームセキュリティの種類

ホームセキュリティには大きく分けて「オンラインセキュリティタイプ」と「セルフタイプ」の2種類があります。

セルフタイプだと出動時に費用がかかるが、月額料金は大幅に抑えられます。 自信の状況に合わせてタイプを選択しましょう。

ホームセキュリティを徹底比較！おすすめ5選

ここでは、数あるホームセキュリティ会社の中から、おすすめのサービス5選を紹介します。 ホームセキュリティ選びの参考にしてください。

ホームセキュリティ導入の際の注意点

ホームセキュリティを導入する際には、いくつかの注意点があります。 契約内容やサービス内容をしっかりと理解し、自身に合ったシステムを選ぶことが重要です。

また、導入後の運用についても事前に確認しておきましょう。

契約期間と解約条件の確認

ホームセキュリティの契約は、一般的に5年間の長期契約となり、契約期間中に解約する場合、違約金が発生することがあります。

契約前に契約期間と解約条件をしっかり確認し、解約時の費用負担について理解しておきましょう。 また、自動更新の有無や更新時の手続きについても確認しておくことが大切です。

機器の設置場所と配線工事

ホームセキュリティシステムの機器は、適切な場所に設置する必要があります。 センサーの設置場所やコントロールパネルの位置など、設置場所によって効果が大きく変わる可能性があります。

また、配線工事が必要な場合、工事費用や工事期間についても事前に確認しておきましょう。

緊急時の対応体制

ホームセキュリティシステムが作動した場合、警備会社がどのような対応をおこなうのか確認しておきましょう。

警備員の出動時間、警察や消防への通報の有無、緊急連絡先の登録方法などを事前に確認しておくことが重要です。 また、停電時や災害時の対応についても確認しておくと安心です。

アフターサービスとサポート体制

ホームセキュリティシステム導入後も、機器の故障やトラブルが発生する可能性があります。 なので、アフターサービスやサポート体制が充実しているかどうかも重要なポイントです。

24時間365日のサポート体制、定期点検の有無、問い合わせ窓口の対応などを確認しておきましょう。

補助金制度の活用

自治体によっては、ホームセキュリティ導入に際して補助金制度を設けている場合があります。 補助金制度を利用することで、導入費用を抑えることができます。

お住まいの自治体のホームページなどで、補助金制度の有無や申請方法などを確認してみましょう。

ホームセキュリティ導入の流れ

ホームセキュリティは下記の流れで導入できます。

セキュリティプランの提案を受ける際に、不明点や懸念点はすべて確認しておきましょう。

ホームセキュリティ以外のおすすめ防犯グッズ

ホームセキュリティの導入にハードルを感じる方は、防犯グッズもおすすめです。 様々な防犯グッズを組み合わせて、自宅の安全性を高めましょう。

主な防犯グッズの効果と費用

上記以外にも、補助錠やドアチェーン、窓用補助錠なども効果的な防犯グッズです。 自宅の状況に合わせて、適切なグッズを選び、防犯対策を強化しましょう。

すぐに実践できる！戸建て・マンションの防犯習慣

空き巣や強盗などの被害に遭わないためには、ホームセキュリティや防犯グッズの導入だけでなく、お金をかけずにすぐ実践できる、防犯習慣も大切です。

空き巣の侵入手口は「無締まり」が最も多い

警察庁の統計によると、空き巣の侵入手口で最も多いのは、戸建て・マンションともに「無締まり」です。 つまり、窓やドアを施錠していないことが原因で侵入を許してしまうケースが非常に多いのです。 まずは基本的な施錠を徹底することが大切です。

参照：警視庁「住まいる防犯110番」

空き巣に狙われやすい家の特徴

空き巣に狙われやすい家には、以下のような特徴があります。

郵便物や新聞がたまっている

郵便受けに郵便物や新聞が溜まっている家は、留守である可能性が高いと判断できます。 特に、旅行や出張などで長期間不在の場合、定期的に配達されるものが溜まると空き巣に目を付けられる原因になります。

また、玄関先やポスト周辺に不要なチラシが残っていることも同様に不在をアピールする要因です。 これを防ぐためには、郵便物の配達を一時的に停止するか、近隣の信頼できる人に受け取りを頼むなどの対策が必要です。

人通りが少なく、死角が多い家

路地裏や袋小路に位置する家、人通りが少ないエリアにある家は、犯行が目撃されにくいため狙われやすいです。 また、高い塀や生け垣で敷地が囲まれている場合、外からの視線が遮られるため、空き巣にとって都合の良い環境です。

こうした場合、ホームセキュリティや防犯グッズを導入することで、不審者への抑止力を高めることが有効です。

近所付き合いが少ない

近所との付き合いが少ない家は、不審者が現れても気付かれにくく、空き巣に狙われやすい傾向があります。 地域の住民同士が顔見知りでない場合、異変に気付く機会が減るためです。

一方、近所付き合いがある地域では、住民同士の見守り効果が期待でき、空き巣にとってリスクが高まります。 普段から挨拶や会話を心掛け、地域との繋がりを築くことで、防犯対策としても役立ちます。

まとめ

この記事では、防犯対策の重要性や、おすすめのホームセキュリティ、防犯グッズなどを紹介しました。

空き巣や強盗から身を守るために、ホームセキュリティや防犯グッズの導入を検討してみてください。

防犯対策チェックリスト