「病気で制限食が必要になったけどどうしたら良いか分からない」「忙しくて料理を作る時間がない」「カロリー制限をしてダイエットしたい」…。

そんな方には、決まったメニューを定期的に自宅まで届けてくれる冷凍宅配弁当・宅食サービスがおすすめです。

今回は、冷凍宅配弁当・宅食サービスの魅力や選び方、おすすめの人気宅配サービスをご紹介します。

冷凍宅配弁当・宅食サービスのメリット

冷蔵庫・冷凍庫で長期保存ができる冷凍宅配弁当・宅食サービスは、食事の準備が楽になるのはもちろん、以下のようなメリットがあります。

それぞれ細かく見ていきましょう。

メリット① 献立を考える手間も買い物に行く手間もかからない

自炊を毎日続けていると、献立を考えて買い物するのが面倒です。買い物の手間を省くだけであれば、ネットスーパーや食材宅配などのサービスもありますが、冷凍宅配弁当・宅食サービスなら出来上がっている献立を自宅まで届けてくれるため、買い物だけでなく調理の手間も省けるのが魅力です。

また、提供メニューもあらかじめ決まっているので、献立を考える手間もかかりません。

メリット② 準備はレンジや湯煎で温めるだけだからすぐに食べられる

冷凍宅配弁当・宅食サービスの多くは、電子レンジや湯煎で温めるだけで調理が完了します。

食べたい時に温かいご飯がすぐに食べられるのが、冷凍宅配弁当・宅食サービスが人気を集めている理由の1つです。なかなか料理する気になれない一人暮らしの方や、高齢で料理が億劫という方にも、冷凍宅配弁当・宅食はおすすめです。

メリット③ 洗い物も出ないから後片付けの時間も短縮

自炊の中で一番面倒と言ってもいい作業が、洗い物や後片付け。冷凍宅配弁当・宅食サービスは、トレイのまま食べられるものが多いので、後片付けの時間を大幅に短縮できます！

そのため、冷凍宅配弁当・宅食は忙しくて時間がない方にとっては特におすすめです。

メリット④ 栄養バランスが良く、健康的な食事ができる

冷凍宅配弁当・宅食サービスは管理栄養士が栄養バランスやカロリーを計算して献立を作っています。自炊だとどうしても好きなものに偏りがちですが、冷凍宅配弁当・宅食サービスなら魚・肉・野菜などバランスの良い健康的な食事をとれます。

メリット⑤ 食事制限の管理が楽になる

腎臓病や糖尿病などの病気を患っていると、塩分・糖質などを考慮した食事メニューを考えなくてはなりません。自分で準備をするなら、食事の度に自分で栄養分やカロリーをある程度計算をしなくてはならないので大変です。

しかし、冷凍宅配弁当・宅食サービスは管理栄養士の管理のもと「タンパク制限食」や「糖質制限食」などを提供しているので、バリエーション豊かな食事を楽しめます。また、冷凍宅配弁当・宅食サービスは、カロリーの管理がしっかりなされていることから、ダイエット中の方も美味しく健康的な食事がとれて、無理なくカロリー制限ができるのでおすすめですよ。

メリット⑥ 食べきれなかった分は冷蔵・冷凍保存ができる

冷凍宅配弁当・宅食サービスは冷蔵庫・冷凍庫で長期保存ができるので、食べきれなかった分を保存しておいて好きなタイミングで食べられます。

サービスにもよりますが保存期間は約3ヵ月から6ヵ月なので、ストックとしておけばいつでも食べられるのでおすすめ。保存期間は注文前に確認するようにしましょう。

冷凍宅配弁当・宅食サービスの選び方

冷凍宅配弁当・宅食サービスも特徴や価格はさまざま。初めて利用する人はどのサービスが良いか悩みますよね。

冷凍宅配弁当・宅食サービスの選び方のポイントは以下の通りです。

それぞれ詳細を紹介していきますので、サービスを比較するポイントとしてぜひ参考にしてくださいね。

選び方① 価格が自分の考える食費の予算内か

コンビニやスーパーの弁当は、1食がだいたい500円程度です。サービスによって価格帯に幅がありますが、冷凍宅配弁当・宅食サービスは平均すると1食税込550円から800円程度なので、比較的高いと感じる方もいるかもしれません。

しかし、「自宅まで届けてくれる」ことや「栄養バランスの良い健康的な食事」などのメリットを踏まえると自分で買うよりもお得な場合もあります。サービスを選ぶときには、それぞれのサービスのメリット・デメリットを考えながら、自分がかけられる食費はどれくらいなのかを明確にして比較しましょう。

また、上乗せされる送料もチェックが必要。冷凍宅配弁当・宅食サービスはサービスによって弁当代にプラスで税込400円～900円の送料がかかる場合があります。定期購入などの条件によっては送料が無料になる場合もあるので、利用前に必ずチェックしましょう！

選び方② メニューが自分の好みにあうかも要確認

冷凍宅配弁当・宅食サービスはそれぞれ「美味しさ」にこだわっていますが、味やメニューの好みは人によってさまざま。自分の好みの味ではなければ、満足できない結果に終わってしまいます。

サービスによっては自分で好きなメニューを選ぶものや、和食などジャンルを指定できるものもあります。おいしく食べられるように「メニューが自分の好みにあうか」を事前に確認するようにしましょう。

また、冷凍宅配弁当サービスは、普段づかいのものだけでなく、ダイエット・ボディメイクや介護食・制限食向けに作られているものもあります。以下は各サービスの目的別分類です。

毎日の食事用なら「nosh(ナッシュ)」、ストイックなダイエット用なら「マッスルデリ」のように、食事目的に合わせてサービスを選ぶと良いでしょう。

選び方③ どのような栄養管理をしているかで選ぶ

冷凍宅配弁当・宅食サービスは基本的に管理栄養士が献立を作っているため、栄養バランスに優れた健康的なメニューばかりです。さらに、食事制限に合わせたさまざまなメニューを選べます。メニュー例は以下の通り。

• 糖質制限メニュー
• 塩分制限メニュー
• カロリー制限メニュー
• たんぱく質制限メニュー

それぞれの食事制限ごとのポイントを紹介していきますので、自分の食生活や目的に合わせて弁当を選ぶようにしましょう。

糖質制限したい

自分で摂取量を計算して食事を作るのが難しい方には、糖質量が調整されている冷凍宅配弁当・宅食がおすすめです。糖質制限弁当を取り扱っているサービスは以下の通りです。

糖質制限におすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス

塩分制限をしたい

塩分制限中の方には、1食あたり塩分が2グラム未満の塩分制限弁当がおすすめです。

自分で塩分を調整するのはなかなか難しいですよね。冷凍宅配弁当・宅食サービスの塩分制限弁当は手軽に減塩食が食べられるので便利です。塩分制限弁当を取り扱っているサービスをご紹介します。

塩分制限におすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス

カロリーを制限したい

ダイエットや病気でカロリー制限をしている人は、低カロリーの食事メニューにする必要がありますが、自炊やコンビニ弁当でのカロリー制限は簡単なことではありません。

コンビニやスーパーの弁当は商品によっては800、900kcalもありますが、冷凍宅配弁当・宅食サービスのカロリー制限弁当なら1食あたり200～350kcal（おかずのみ）で、ここにご飯を足しても400～600kcal。市販の弁当と比較して低カロリーなので、病気を患っている方でも安心して食べられます。

カロリー制限弁当を取り扱っているサービスは以下の通りです。

カロリー制限におすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス

たんぱく質制限したい

病院の食事療法でも用いられることが多いたんぱく質制限食は、他の栄養素とのバランスや制限のし過ぎによる弊害も考える必要があるため、作るのが難しいメニューです。しかし、冷凍宅配弁当・宅食サービスのたんぱく質制限弁当なら、管理が簡単になり安心です。

たんぱく質制限弁当を取り扱っているサービスをいくつかご紹介します。

たんぱく質制限におすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス

やわらかい食事が良い

高齢者の方や歯科治療をしていて食事がしにくい人には、やわらかい食事がおすすめ。特に飲み込む力が弱まっている高齢者は、誤嚥を起こしやすいので注意しましょう。

冷凍宅配弁当・宅食サービスの「やわらかい食事弁当」は、見た目や味は通常の食事と変わりませんが、舌ですりつぶせるくらいに柔らかく、歯や顎に負担をかけることなく食事が可能。やわらかい食事弁当を取り扱っているサービスは以下の通りです。

やわらかい食事でおすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス

高たんぱくな食事をしたい

低たんぱくな食事のニーズとは反対に、「筋肉をつけたい・ダイエットをしたい」というときには高たんぱくな食事は欠かせません。簡単に高たんぱくメニューを食事に取り入れたい方は冷凍宅配弁当・宅食の高たんぱく弁当がおすすめ！

市販の弁当と比較すると、コンビニ弁当は平均14.7gのたんぱく質が含まれるのに対して、冷凍宅配弁当・宅食サービスの高たんぱく弁当は、約20～50gのたんぱく質が入っていますよ。高たんぱく弁当を取り扱っているサービスをご紹介します。

高たんぱくでおすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス

選び方④ 時短や手軽さを気にする人は解凍方法も確認

基本的には電子レンジで解凍する弁当が多いですが、中には湯煎解凍を前提としていることもあります。

時間や手間をかけずに食べたいという方には解凍も簡単にできるものが理想ですよね。そのために、事前に解凍方法を確認することがおすすめです。

選び方⑤ まとめ買いや長期保存を目的にしている場合は賞味期限も見ておこう

冷凍宅配弁当・宅食サービスには賞味期限が3ヵ月程度のものから1年程度まで大きく幅があります。保存期間はサービスによって異なるので必ず確認しましょう。

冷凍の場合は基本的に腐ることはありませんが、冷凍庫の開け閉めが頻繁なご家庭だと、期限よりも劣化が早かったり味が落ちてしまう可能性があるので注意が必要です。記載の賞味期限はあくまで目安ということを忘れずに！

一方で、冷蔵保存が推奨される宅食弁当は、冷凍宅配弁当と比べて保存期間は短いので注意が必要です。

選び方⑥ ご飯も食べたいときには、もともとついているものや別途購入が必要

冷凍宅配弁当・宅食は基本的におかずのみで、ご飯がついていないサービスがほとんどです。面倒でなければご飯は自分で炊いたり、パックご飯もおすすめです。

ご飯も買いたいという方は、最初からご飯付きのものや、オプションでつけられる冷凍宅配弁当・宅食を選びましょう。サービスによってはオプションで200円～300円のご飯をつけられる冷凍宅配弁当・宅食も。ご飯の有無はサービスによってさまざまなので、事前に確認しましょう！

選び方⑦ 注文頻度が低ければ、スキップやキャンセル、解約できるかもチェック

初めて冷凍宅配弁当・宅食を利用する場合、中断や解約できるか気になる方もいるのではないでしょうか？冷凍宅配弁当・宅食は基本的にはスキップ機能や一時停止機能があるので、自分の都合に合わせて利用ができます。キャンセルルールもサービスによってさまざまなので注意しましょう。

また「実際利用してみてサービスが合わなかったから解約したい」というケースもあるので、利用回数や解約のタイミング、解約方法など、解約条件について事前に確認するのがおすすめです。

どのサービスにするか悩んでいるなら「お試し」がおすすめ！

冷凍宅配弁当・宅食はサービスがたくさんあるのでどれが良いか迷いますよね。サービス毎に特徴や口コミをチェックしても、味の好みは個人差があるので、実際に食べてみないと分からないという方が多いと思います。

冷凍宅配弁当・宅食サービスの中には『お試しコース』があるので、定期購入の前に試してみるのがおすすめです。複数のお弁当を実際に食べて比較することで、自分の好みに合った冷凍宅配弁当・宅食が見つかりやすくなるでしょう！

おすすめの冷凍宅配弁当・宅食サービス 比較まとめ

※1 10食プラン5,990円（税込）÷食数で計算した、1食あたりの価格

おすすめの人気 冷凍宅配弁当・宅食サービス11選

ここからは、編集部おすすめの人気冷凍宅配弁当・宅食サービスをご紹介します。それぞれ特徴や価格などを詳しくまとめたので、サービスを比較するポイントとして参考にしてくださいね。

番外編：管理栄養士が監修するヴィーガン版宅食サービス

管理栄養士に聞いてみた！冷凍弁当・宅食サービスを上手に利用するコツ

Q.利用頻度はどれくらいがおすすめ？

Q.健康・ダイエットを考えて利用する場合、栄養成分のどこをチェックすべき？

Q.冷凍弁当をおいしく食べるコツが知りたい！

まとめ

自宅で簡単に美味しいご飯が食べられる冷凍宅配弁当・宅食サービスは、食材や味付け、調理方法にこだわっているものが多く、簡単に家庭的な美味しい料理が食べられて便利です！

糖質や塩分などを抑えた制限食や、ご高齢者の方でも安心して食べられる介護食など、健康状態に合わせて選べるのもおすすめポイント。今回ご紹介したポイントを踏まえて、あなたに合った選び方で冷凍宅配弁当・宅食サービスを利用してみてください。